調理師がつらいなら辞めてもいい|未経験で工場へ転職した体験談と仕事選びの基準

調理師からの転職体験談

専門学校を卒業して調理師免許を取得し、「これから調理師として頑張ろう!」と就職したものの、長時間労働や休日の少なさ、給料の低さに悩んでいませんか?

職場の人間関係や実際の残業時間、求人票に書かれていた労働条件との違いなど、働いてみなければ分からないこともあります。

私も20歳のとき、就職先選びで大きな失敗をしました。

飲食業界なので、ある程度の長時間労働や休日の少なさは覚悟していましたが、心身に不調が現れ、日常生活にも支障が出たため退職を決意しました。

退職後には約2カ月間の無職期間を経験しましたが、その後は未経験から工場へ転職し、現在は正社員として働いています。

この記事では、私の体験をもとに次の内容を紹介します。

  • 未経験から工場へ転職した理由
  • 調理師を辞めようと判断した基準
  • 工場勤務で感じたメリット
  • 転職で失敗しないための求人票の見方
  • 調理師を辞めて後悔しているのか

結論として、心や身体に不調が出るほど仕事がつらいなら、辞めることも一つの選択肢です。

ただし、次の職場で同じ失敗を繰り返さないためには、「なぜ現在の仕事がつらいのか」「仕事をするうえで何を優先したいのか」を整理することが大切です。

仕事が心身ともにつらいなら、辞めても人生は終わらない

私は20歳のとき、24時間営業の中華料理店へ就職しました。当時の拘束時間は、1日12時間ほどでした。

働き始めて半年ほどたった頃、朝起きると手がしびれ、動かせない状態になりました。

病院で検査を受けた結果、「ばね指」と「手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)」と診断されました。

日常生活にも支障が出るようになり、「このまま働き続けるのはまずい」と思って退職を決意しました。当時は、20歳で就職先選びに失敗したと落ち込みました。

しかし、仕事を辞めても人生は終わりませんでした。

私が仕事を辞めようと判断した基準

私が退職を決めた一番の理由は、身体から明確なSOSが出ていたことです。

仕事を続けることで症状が悪化し、日常生活にまで支障が出ていました。そのため、無理に働き続けるよりも、身体を休ませることを優先しました。

基本的には、次の仕事を見つけてから退職したほうが、収入面では安心です。

しかし、心や身体に深刻な不調が出ている場合は、次の仕事が決まるまで無理をして働き続ける必要はありません。

まずは医療機関を受診し、必要であれば休職や退職も検討しましょう。

調理師から工場へ転職して変わったこと

退職後は、約2カ月間安静にして過ごしました。

症状が治まり始めてから就職活動を行い、その後は派遣社員として工場で2年間働きました。

派遣社員として工場勤務の経験を積んだ後、現在は別の工場で正社員として働いています。振り返ると、これまでに2回の転職を経験しています(笑)。

調理師を辞めた当時は不安もありましたが、工場への転職によって、私の働き方や生活は大きく変わりました。

実際に働いて分かった工場勤務の魅力

工場には、年間休日が比較的多い企業や、未経験から始められる仕事があります。

私が実際に工場で働いて感じた主な魅力はこちらです。

  • 年間休日が多い企業がある(現在の職場は125日)
  • 有給休暇を取得しやすい職場がある
  • 安定した収入を得やすい
  • 未経験から応募できる求人がある
  • 機械化や自動化が進み、身体への負担が軽減されている職場もある
  • 残業が少ない企業もある
  • 土日休みなら、友人や家族との予定を立てやすい

もちろん、休日数や残業時間、仕事内容、身体への負担は企業や配属先によって異なります。

工場勤務だから必ず働きやすいとは限らないため、求人票や面接で労働条件をしっかり確認することが大切です。

工場勤務に少しでも魅力を感じた方は、転職先の候補として検討してみてはいかがでしょうか。

調理師以外の仕事も比較してみたい方は、まずはどのような工場求人があるのか無料で確認してみてください。

【スミジョブ】住み込みのお仕事に特化した求人情報サイト

なぜ仕事を辞めたいのかを考えよう

心身に深刻な不調が出ていない方は、まず「なぜ現在の仕事に不満を感じているのか」を整理しましょう。

どのような働き方や作業にストレスを感じるのかを考えることも重要です。

私の場合は、調理師時代の不満と、次の職場に求める条件を次のように整理しました。

調理師時代の不満次の職場に求めた条件
年間休日107日で連休が少ない年間休日120日以上
長時間労働がつらい実働8時間程度で帰れる
収入よりも休日を増やしたい手取り18万円程度でも休日を優先する
接客と厨房の両方を担当するのがつらい一人で黙々と取り組める仕事
仕事として料理を続けるのがつらい料理は趣味として楽しむ

自己分析をしたことで、次の職場に求める条件が明確になりました。

私が特に重視したのは、次の3つです。

  • 年間休日が多い
  • 残業が少ない
  • 人とのコミュニケーションが比較的少なく、黙々と作業できる

この条件に合っていたため、私は未経験から工場の仕事へ転職しました。

工場には、作業手順がマニュアル化され、未経験から始められる仕事もあります。ただし、仕事内容や難易度、身体への負担は配属先によって異なります。

また、設備トラブルが発生した場合も、一人で判断せず、上司や経験のある社員と相談しながら対応する職場があります。

工場勤務が自分の希望条件に合っている方は、転職先の一つとして検討してみてください。

自己分析ができたら求人を探してみよう

現在の仕事に対する不満と、次の職場に求める条件が分かったら、転職サイトやハローワークで求人を探してみましょう。

今すぐ応募する必要はありません。まずは求人を見るだけでも、どのような仕事があるのか、給料や休日の相場はどのくらいなのかを知ることができます。

私自身、これまでに2回転職しましたが、求人票では次の項目を特に確認しました。

  • 完全週休2日制(土・日)+祝日休み
  • 年間休日120日以上
  • GW・夏季休暇・年末年始休暇の有無
  • 実働時間と月平均の残業時間
  • 残業代や各種手当が適切に支給されるか
  • 昇給制度と過去の実績

私が工場の求人を探してる良い求人票があったので載せておきます!参考にしてください!

完全週休2日制と週休2日制の違い

休日を優先するなら、完全週休2日制の求人を中心に探しましょう。

完全週休2日制とは、毎週2日以上の休日がある働き方です。ただし、必ず土曜日と日曜日が休みになるとは限りません。平日休みやシフト制の場合もあります。

土日休みを希望する場合は、「完全週休2日制(土・日)」と書かれているか確認しましょう。

さらに祝日も休みたい場合は、「土日祝休み」と記載されているか、年間休日数はいくつかを確認する必要があります。

一方、週休2日制は、1カ月のうち週2日休める週が1回以上ある働き方です。毎週必ず2日休めるとは限らず、週によっては休日が1日だけの場合もあります。

この違いを理解していないと、就職してから「思っていたより休みが少ない」と後悔する可能性があります。

求人票では「完全」という言葉が入っているか、休日の曜日はいつなのかまで確認しましょう。

年間休日120日以上を選んだ理由

年間休日数は、私が転職先を探すときに最も優先した項目です。

年間休日120日以上の企業では、完全週休2日制に加えて、祝日やGW、夏季休暇、年末年始休暇などを確保しやすい傾向があります。

企業のカレンダーによっては、長期休暇が10連休ほどになることもあります。

初めて調理師から工場へ転職したときは、「こんなに休んでもいいの!?」と驚きました(笑)。

年間休日数から考える、休みの多さの目安はこちらです。

年間休日月平均の休日年間出勤日数休みの多さ働き方のイメージ
105日約8.8日約260日少なめ土曜や祝日の出勤が多く、長期休暇も短い傾向
110日約9.2日約255日やや少なめ一部の土曜や祝日が出勤になる可能性がある
115日約9.6日約250日標準的週休2日と一部の長期休暇を確保しやすい
120日約10日約245日多め完全週休2日制と祝日休みを確保しやすい
125日約10.4日約240日かなり多め土日祝日に加え、長期休暇も期待できる

※年間出勤日数は、1年を365日として計算した目安です。有給休暇は、一般的に年間休日数には含まれません。

年間休日120日以上は、休日を重視して転職する場合の一つの目安です。

ただし、年間休日数だけで会社の働きやすさを判断することはできません。残業時間や休日出勤の有無、有給休暇の取得状況なども確認しましょう。

実働時間と残業代、各種手当を確認する

私が飲食業界で働いていた頃は、残業代が支給されず、サービス残業ばかりでした(笑)。

「時は金なり」という言葉があるように、働く時間は自分の人生の一部です。

残業が発生した場合は、働いた時間が正しく記録され、残業代が適切に支給される会社を選びましょう。

求人票では、次の項目を確認することが大切です。

  • 実働時間は1日何時間か
  • 休憩時間はどのくらいか
  • 月平均の残業時間はどのくらいか
  • 残業代は別途支給されるか
  • 固定残業代制度があるか
  • 固定残業代は何時間分で、いくら支給されるのか
  • 固定残業時間を超えた場合、超過分が別途支給されるか
  • 夜勤手当や交替勤務手当が支給されるか
  • 住宅手当や家賃補助があるか
  • 通勤手当はいくらまで支給されるか

住宅手当や夜勤手当などは求人票に記載されていることもありますが、支給条件まで詳しく書かれていない場合があります。

分からない項目は面接で質問し、内定後は労働条件通知書でも確認しておきましょう。

昇給制度と過去の実績を確認する

私が大切にしている言葉に、「Time is money(時は金なり)」があります。

年間休日が多く、残業が少ない会社で働けば、自分や家族のために使える時間を確保しやすくなります。

給料だけでなく、休日数や労働時間も含めて会社を選ぶことが大切です。

求人票を見るときは、「昇給あり」という記載だけで判断せず、次の項目を確認しましょう。

  • 昇給の時期と回数
  • 前年度の昇給実績
  • 1回あたりの昇給額や昇給率
  • どのような評価で昇給するのか
  • 基本給の上限が決められているか

昇給額について面接で質問するのは、少し勇気が必要かもしれません。しかし、長く働く可能性がある会社だからこそ、事前に確認することが大切です。

直接金額を聞きづらい場合は、次のように質問すると自然です。

私は求人を比較するときに、次の金額を一つの目安として考えました。

1カ月あたりの昇給額私が考えた目安1年間の基本給増加額
1,000~3,000円少なめ12,000~36,000円
3,000~5,000円一つの目安36,000~60,000円
5,000~10,000円比較的大きい60,000~120,000円
10,000円以上大きい120,000円以上

※こちらは公的な基準ではなく、私が求人を比較するために設けた個人的な目安です。実際の昇給額は、企業規模や業種、本人の評価などによって異なります。また、賞与への影響や税金、社会保険料は含めていません。

私は将来の収入も考え、月5,000円以上の昇給実績がある会社を希望条件の一つにしました。

ただし、昇給が年2回あっても、1回あたりの金額が少ない会社もあります。

回数だけで判断せず、実際の昇給額や過去の実績まで確認し、入社後のミスマッチを防ぎましょう。

調理師を辞めて後悔している?現在も料理を続けています

調理師を辞めてからも料理をしているのか。そして、調理師を辞めたことを後悔しているのか。

結論から言うと、調理師を辞めたことに後悔はまったくありません(笑)。

専門学校と飲食店で現場経験を積んだことで、現在は「身近な食材を使って、安くておいしい料理を作るにはどうすればよいのか」を自分なりに研究するようになりました。

私は、誰かに指示されて料理を作るよりも、自分でレシピを考え、試行錯誤しながら料理を作ることが好きなのだと思います。

調理師として働き続ける道は選びませんでしたが、専門学校や飲食店で身につけた知識と技術は、現在の日常生活でも大いに役立っています。

「私の人生の90%で役立っている」と胸を張って言えるほどです。

そのため、「調理師免許を取得したのに、仕事として活かせなかった」と悲観する必要はありません。

調理師として働かなくても、料理の知識や技術は、自炊や健康管理、節約、家族や大切な人への料理など、さまざまな場面で役立ちます。

資格や経験をどのように活かすのかは、自分で決めてよいのです。

今後は、私が考えたレシピをYouTubeやブログで紹介していく予定です。安くておいしい料理を届けていきますので、楽しみにしていてください(笑)。

最近は、鶏むね肉を湯煎して作る簡単チャーシューに挑戦しました。今回は、その料理の写真を載せておきます!

まとめ|仕事がつらいなら、まずは小さな一歩を踏み出そう

今回は、私が調理師を辞めて未経験から工場へ転職した体験をもとに、仕事を辞めた基準や求人票を見るときの注意点を紹介しました。

この記事の重要なポイントをまとめます。

  • 心や身体に不調が出ている場合は、無理をして働き続けない
  • 転職する前に、現在の仕事がなぜつらいのかを整理する
  • 給料・休日・仕事内容など、仕事で優先したい条件を決める
  • 完全週休2日制と週休2日制の違いを理解する
  • 年間休日数や残業時間、各種手当を確認する
  • 昇給の有無だけでなく、過去の昇給実績も確認する
  • 調理師を辞めても、身につけた料理の知識や技術は無駄にならない

転職先を探すうえで特に大切なのは、「自分が仕事に何を求めているのか」を明確にすることです。

私の場合は、調理師時代の経験から「年間休日が多い」「残業が少ない」「黙々と作業できる」という条件を重視し、未経験から工場へ転職しました。

ただし、心や身体に深刻な不調が出ている場合は、転職活動よりも医療機関の受診や休養を優先してください。

生活費に余裕がある場合は、退職して身体を休めてから、次の仕事を探す方法もあります。

転職には勇気が必要です。しかし、現在の会社に不満を抱えながら何も行動しなければ、状況はなかなか変わりません。

今すぐ転職を決める必要はありません。

まずは小さな一歩として、転職サイトでどのような求人があるのかを見ることから始めてみましょう。

求人を比較するだけでも、自分が求めている給料や休日、働き方が少しずつ見えてきます。

皆さんが自分に合った会社を見つけられることを願っています。一緒に頑張っていきましょう!

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

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